生活

月々の支援ができるユニセフマンスリーサポート

2021年1月18日

生まれたときから機器の中にいる、このような文章を耳にしたり目にしたことがある人は少ないのではないでしょうか。
日本は治安も良く安全性が確立されている国ですし、場所にもよりますが基本的に夜遅い時間帯に出歩いても危険といったことが少ない国といえます。
さらに、お金を出せば何でも買うことができる、コンビニの多くは夜遅い時間まで営業しているので、夜間にお腹が空いてもお店に行けば欲しいものを食べることができるわけです。

生まれたときから機器の中にいる

生まれたときから機器の中にいる、これは内戦による危険もありますし汚染された水しかない地域に生まれた赤ちゃんそのものを意味するものであり、平和といえる日本に住む人にとってはピンと来ないかもしれませんね。
物心つく頃にはなんとなく自分がいる場所が危険な地域であることがわかる、しかしそれがわかったとしても小さな子供には何をすることもできません。
これは子供たちだけでなく大人も同じ、我が子を守るために必死に危険から回避して生きようとしている人によっては命を落としてしまうケースもあるなど平和な国で暮らしている人にはわからないことが多いといえるわけです。

ユニセフの役目

地球の裏側ではどのようなことが起きているのか、ある程度ニュースを見れば把握はできるけれどもその多くは漠然としている事実でありその日の食べ物がないなどの細かな状況が伝えられることは少ないのではないでしょうか。
このような細かなことを世界中の人々に伝えているのもユニセフの特徴、ユニセフの公式サイトでは危機にさらされている子供たちがどのような状況下の中で暮らしているのか伝えています。
日本は世界の中から見ても水道設備においての安全性が高い国といわれていますが、水道の蛇口から汚染された水が流れて来たらそれを飲むことはありません。
しかし、世界の中には汚染された水しかないため、それを飲むしかない地域もないわけではないのです。
大人がそれを飲んだとしても下痢を引き起こす程度で済んだとしても小さな子供はその代償が大きく出やすい、特に乳幼児は内蔵機能が未熟などからも汚染された水を飲むだけで死に繋がるリスクも高いのです。

ユニセフマンスリーサポートとは

ユニセフのユニセフマンスリーサポートは、毎月支援を行うことができるサポートプログラムで生まれたときから危機にさらされている子供たちを中心にミルクや医薬品の提供を行うことができる、簡単にいえば子供たちのための支援活動に参加することができるものです。
ユニセフの公式サイトには、支援の結果子供が生きる力を回復したことが明記してあります。
その一つがピエールと呼ぶ乳幼児の支援活動でした。
ピエールは父親に抱かれて栄養センターに運ばれたといいます。
センターに来た時点ではほとんど意識がない状態だったそうですが、このような光景は日本の中ではあまり見かけることはないものです。
栄養センターに運ばれたピエールは即入院となったようで、命を救うための栄養治療が開始されました。

乳幼児や子供たちのお腹が大きく膨らんでいる理由

これは栄養失調により瀕死の状態で運ばれたもの、内戦で人々の暮らしが脅かされている地域に住む乳幼児や子供たちのお腹が大きく膨らんでいる写真やまるで枝のような腕および足をした子供が写っている写真を見たことがある人は多いかと思われますが、これは栄養不足により生じたもので食べ物がない地域特有の後継といえましょう。
センターに運ばれたピエールも一番栄養を摂取しなければならない時期に十分な栄養を得ることができない、これは両親が働かないからなどの理由ではなく内戦や地域環境などにより生じたものだといいます。
入院をしたことで栄養不足との激しい戦いが続いた、最初は食べ物を飲み込むことができないなどの理由から治療用のミルクを30分おきに飲ませ続けました。
入院して1週間程度経過した時点で、ミルクを飲む量が増えて入院10日五にはペースト状の食べ物を食べることができるまでに回復しました。

まとめ

治療用のミルクやペースト状の食べ物、そして入院費用などはすべてユニセフによる支援活動で得たお金で賄われています。
ピエールはあくまでも1人の人間であり他にも同じように栄養失調で苦しんでいる子供は大勢いるといわれているなど、1度の募金ではなく定期的な募金を続けることがピエールなどの子供たちを救済するきっかけに繋がって来ます。
ユニセフマンスリーサポートプログラムは、月々2,000円や3,000円といった金額で支援活動に参加できるものです。
毎月2,000円の支援では年間重度栄養不良の治療用ミルクを889杯分配給ができる、感染症の抵抗力をアップできるビタミンAを6,000人分確保できる金額です。
また、月々5,000円の支援の場合には、子供たちが学校に通う際に活用するスクールバック具を198人分購入できたり、発育観察の際に活用するといわれている吊り下げ式の体重計を50台購入できる金額になるようです。
芸能人の中には日本ユニセフ協会の活動に積極的に参加されている人も多いようですが、これは一般の人々の中にも大勢います。

最終更新日 2025年6月10日