生活

雛人形は誰がいつ購入すれば良いのか

2021年11月28日

女児が誕生し初節句の時期が近づいてくると、雛人形の購入を考え始めることでしょう。
その際に誰が、いつ購入すれば良いのか分からないと悩む人は多いものです。

以前までは母方の実家で買うことが一般的なスタイル

まず最初に伝統的な風習から見てみると、以前までは母方の実家で買うことが一般的なスタイルとなっています。
それは赤ちゃんのお母さんの実家だという事が一つの理由と言えるでしょう。
以前までは結婚すると嫁いだ先の親と同居することが一般的でした。
そのため娘や孫になかなか両親は会うことができなかったため、節句などの行事のタイミングでお祝いの品物を持って、娘や孫に会いに行っていたと言われています。
つまりこのような節句のお祝いが、娘や孫に会うためのきっかけにもなっていたのです。
現在ではこのような習慣はあまり気にしないようになってきています。
嫁いだ先と同居するケースも少なくなってきていて、どちらかと言うと娘の両親が気軽に会いやすくなったのも一つの理由と言えるでしょう。
そのため現在では誰が購入しなければならないという決まりは無い為、赤ちゃんの両親と両家の祖父母がじっくりと話し合いをすることが一番大切と言えるでしょう。

赤ちゃんの両親と両家の祖父母とじっくりと話し合いを行うこと

誰が購入しなければならないという決まりは無い為、反対に考えると誰が買えば良いのか悩んでしまうかもしれません。
このときに一番重要なことが赤ちゃんの両親と、両家の祖父母とじっくりと話し合いを行うことです。
万が一話し合いを行わずに、どっちらかの両親が勝手に購入するなどのことがあれば、自分達も購入したかったというようにトラブルが発生する可能性も考えられます。
また赤ちゃんの両親がじっくりと考えたかったのに、勝手に祖父母から送られて来ればショックを受けてしまうことでしょう。
また勝手に送られてきた場合には、大きすぎて飾ることができなかったということも考えられます。
大きさだけではなくデザインがあまり好きではなかったり、そもそも飾る予定がなかったということもあるでしょう。
このようなトラブルを引き起こさないようにするためにも、みんなで話し合う場を設けることが大切です。
雛人形は我が子の健康や幸せを願い飾るものであるため、子供への気持ちを一番に考えた上で、お祝いをすることが望ましいです。

近年では誰が購入しているケースが多いのか?

近年では誰が購入しているケースが多いのかと言うと、両家の祖父母がお金を出し合って赤ちゃんの両親が選ぶスタイルが一番多く見られます。
昔とは異なり、祖父母においてもしきたりにこだわらず、現代の柔軟な考えに合う人が多くなってきていると考えられます。
お金を出すから好きなものを買いなさいというケースが多く見られると言えるでしょう。
赤ちゃんの両親が選べば好みのデザインや家にあったサイズなどを間違えなく選ぶことができるので、一番の方法といえます。
昔の風習を守りたいという人に人気の方法が、母方の祖父母が人形を送って、父方の祖父母が市松人形などを送るといったケースです。
市松人形とはお出迎え人形として飾るものであり、母方の祖父母から送られた雛人形をお出迎えするという意味合いがあります。
市松人形とは江戸時代にいた佐野川市松と呼ばれる歌舞伎役者が始まりであり、女形が非常に美しかったので、女性に人気がありました。
舞台姿の人形が発売され、それが市松人形として人気を呼び世に広まり、これが始まりだとも言われています。

生まれて初めての節句である初節句に間に合うように購入する

このようにその過程により誰が購入するのかは違いがあることがわかりますが、いつ買えば良いのかと悩む人も多く見られます。
一番は生まれて初めての節句である初節句に間に合うように購入するのが一番です。
とは言え初節句のギリギリに誕生した場合には、あまりにも近すぎる場合には、初節句のお祝いを翌年に行うのも一つの手段です。
その時に合わせて雛人形を購入するのも良いでしょう。
一般的に雛人形が店頭に並ぶ時期は、お店によっても様々です。
色々なお店を見て回りたいと思うのであれば、早ければ11月頃から販売している店もある為、少しずつ探していきましょう。
遅くてもどのお店でも年明けからは販売を開始します。
品揃えはやはり販売開始直後が豊富なので、たくさんの種類の中から見比べて選びたいと考えるのであれば、お店ごとにいつから販売が開始されるのかをしっかりとチェックしておきましょう。
一般的には節分の翌日に当たる2月4日の立春から2月中旬頃までに飾るのが一般的なので、これまでには用意しておきたいところです。
ひな祭りは春の節句に当たるため、飾りはじめは春の訪れを告げる立春が一番良い時期とされています。
反対にしまう時期に関しては、3月の中旬頃の晴天で乾燥した日を選んでしまうとよいでしょう。

まとめ

このように雛人形を誰が購入して、いつ頃購入すればよいのかがわかりました。
近年では様々な種類のものが販売されていて、住宅事情によって様々なものの中からぴったりのものを選ぶことができます。
可愛い我が子のために、みんなで心からお祝いするためにも良いものを選びましょう。
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最終更新日 2025年6月10日